ドルフィンウォッチング

観劇や推しの活動の個人的なメモ。

推しはわかっていたんだなって感動した話。

 「ハンサム落語アワー」埼玉編のDVDを見終わりました。
 埼玉編はシリーズの最終巻にあたるため最後にインタビューが収録されていました。


 その内容が素晴らしく、推しててよかった平野良・2017をさっそくいただきましたので紹介します。


 インタビューはまず「終わってみてどうでしたか?」の問いに

「過酷でした(笑)」

 から始まります。
 この番組はハンサム落語*1のTV版で、一都七県をそれぞれ2人組で行脚し、ハンサム落語を宣伝。
 丸一日かけて観光したり現地の人と触れ合ったりして、最後はハンサム落語(無料)を披露します。
 途中からはネットで事前に開催告知をしていましたが、基本的には出演者手ずからチラシ配りなどして集客するため、なかなか大変そうでした。
 しかも暑い時期の屋外ロケ、忙しいスケジュールの合間を縫って行われたため、思わず「稽古と本番に集中させてあげて!」と叫ぶモンペになりそうでした。


 その後「この旅を通じて自身に変化は?」という問いの中では次のように語ります。

「今までは僕の他の作品を観てくれるお客様が、ハンサム落語という作品を観て、そのギャップに笑ってくれたりした」

「一期一会でその場で会った人をその場で楽しませることが演劇だと思うので、そこに関しては、まだまだ成長の余地があるなと」

「はじめましての方が、観に来てくれて、楽しめたのかな? という実感がそこまでなかったので自分の課題として、いつどこで誰が見ても面白いをしっかり突き詰めて行かなきゃなと思いました。」

 また「ハンサム落語の今後については?」という問いには、

「現在の層に向けたもの以外に、お子様や家族で観られるようなポピュラーさがあれば、よりふり幅が持てておもしろいものになるんじゃないかな。」


 私が「ハンサム落語」と「ハンサム落語アワー」に対して感じてた違和感、推しはちゃんとわかってた!


 このインタビューだけでDVDを買った甲斐がありました。
 文字に起こすとき文末のニュアンスなどは変えてあります。
 また、DVDではこの何倍もしゃべっていてかなりボリュームがあるのでおすすめです。



 ハンサム落語って、人によって評価が分かれると思うんですよね。

 好きな人はそこそこ通うようで、レポなどありがたく拝見しています。
 他舞台と比べれば単価が安い。
 基本小劇場だからどの席でも距離が近い。
 推しは少なくとも一時間は舞台上にいる。(4演目のうち2演目同じペアなので)
 衣装やメイクがきれい。
 笑える話も泣ける話も聞ける。
 同じ演目でもペアによって雰囲気が変わるし、違う登場人物を演じることもある。
 なのでリピート勢の気持ちはとてもよくわかります。


 でも、組み合わせによって稽古不足や相性が露骨に出る。
 観てるこっちがいたたまれないから早く終わってくれないかな、と思った回が過去にはあります。
 自己紹介もそこそこに始めて身内ネタが多い。
 なので知らない役者さんだとついていけない。
 弱虫ペダルネタも嫌だったな。
 最近落ち着いた気がするけどとりあえず下ネタな感じも苦手。
 あと(推しも含めて)漢字の読みが間違っている時があるのですが、演出家の方は指摘されないのかしら。


 以上を勘案して、私は推しの回を1~2回観ればいいかな派で、見送った公演もあります。
 なのでハンサム落語の大ファンではないのですが、だからこそ大ファンたりえない理由として感じていることを、推しが分かってくれていて本当に本当によかった。




 色々書いてしまいましたがDVDは旅番組としてもおもしろくて、お店などに実際に行ってみたくなります。
 今回取り上げた埼玉編はノエル直前ということもあって推しのビジュアルも最高。
 しゅっとした輪郭に黒髪のウェットなデコ出しヘアがかわいい。
 インタビューに答える真剣な表情とたっぷり見える胸板ホクロのギャップなど超絶おすすめ。


 ですがもし次があるのなら、もっと役者さんを大事にしたスケジュールと内容で、冗談でも過酷だのブラック企業だの言わせないでほしいものです。(モンペ)



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*1:「ハンサム落語」は2011年2月に始まり現在第八幕まで上演。花魁風のセクシーな着物を着た若手俳優がカジュアルにアレンジされた古典落語を二人一組で演じます。1公演2ペア、30分の落語×4本で構成。台本に目を通しながら身振り手振りで行うのでジャンル的には朗読劇。