ドルフィンウォッチング

観劇や推しの活動の個人的なメモ。

三十代の身の振り方。

 あっという間にもうこんな歳だし、親も歳だし。




 先日身内が他界しまして、やっと落ち着いてきたところです。
 ここ1、2年は思いがけない不幸や家族の入院が続いていて、何度かチケットを手放したり取り直したりしました。
 昔なら可能なかぎり推しを優先していたでしょうが、さすがにもう許されない空気です。
 法事やお見舞いを無視できないオトシゴロにいよいよなってしまったのです。
 病気や不幸が続くということは、まわりが、そして自分も、それだけ歳を取っている証拠です。

 のらくら暮らしてきましたが、今更ながらに自分が三十代だと実感したのでした。
 普通だと葬式続きになる前に結婚出産ラッシュがあるんだと思いますが、友達がとても少ないのでそちらは遭遇していないのでした。

 というわけで、そろそろまっとうに生きることも検討した方がいいのかもしれません。
 でも、まっとうのやり方がよくわからないのでした。
 人生の半分以上オタクだし、三分の一くらいは舞台を観ている気がします。推し歴は四分の一くらいかな。
 推しのこと、まだまだ大好きだし、カワイイし、舞台は当たり外れもあるけど基本は楽しいし。

 でも最近は、好きなだけじゃなくて、しがみついてるんだなと思うことが増えました。
 今となってはもうこれ以外に趣味がなくて、趣味以外に居場所がないから。
 三十代だからこそ後戻りができない。
 趣味に依存し、消費することでオタクを名乗っていれば、なんとなく安心。
 といっても大した額ではないのでそこに認知や優越感があるわけでもなく、苦い思いをすることもありますが、だからといって推さなくなったら今度こそどこにも所属できなくなってしまいます。それは本当につらいです。
 逆にいえば、友達が少なくても無趣味でも、お金を払えば居場所を用意してくれる舞台ってのは、やっぱりすごく素晴らしいんですよね。

 うまいこと趣味を続けるには、どうしたらいいのか。
 じゃんじゃん稼いで趣味も実生活も充実させられたら一番いいのですが、残念ながら田舎のワープアです。挽回はむずかしい。
 若い頃からオタク浪費を繰り返しろくに勉強もせずにだらだら暮らしてきたツケ、とうとう回ってきちゃいましたね。

 他力的なところでは、推しが、動員をあまり気にしなくていい仕事に出てくれたらなーって思います。
 その点は最近の「2.5次元ナビ!」「カナフルTV」などのテレビ出演、スマホゲーム「千銃士」でかなえられつつあります。嬉しい。

 それと今度、日生劇場の「シラノ・ド・ベルジュラック」に出演するのでまたひとつ安泰ポイントが稼げたなーと思ってたのですが、あの手この手の販促チケ(イベントつき、プレゼントお渡し、稽古場招待など)を出されたので油断大敵。
 かろうじて役名があるくらいの番手なのにイベントに呼ばれるのは、客寄せ要員として認識してもらってるってことで、もちろん嬉しいですけど。
 次はもうちょっと名前が前の方にあれば言うことありませんが、大舞台に立つ姿は今からすごーく楽しみです。


 いつまでこんなふうにして暮らしてゆけるのか。*1
 そのへんはまったく分からないですけど、気持ちと時間と家計に折り合いをつけて、うまくやっていきたいなと思うのでした。


 色悪の伊右衛門からの、「無謀にもシラノに決闘を申込みこてんぱんにやられてしまう」ヴァルヴァーニ子爵って楽しみすぎます。