ドルフィンウォッチング

観劇や推しの活動の個人的なメモ。

2017年下半期の推しの現場を振り返る+今年のまとめ

 2017年後半戦も推しは相変わらずよく働きました。
 私は前半に引き続いてのんびりの方向で、それでも想定外のお仕事がかなりあったので経済的にはカツカツでした。10月なんて4回も東京に行く予定じゃなかったのになーおかしいなー。
 急なお仕事は都合をつけるのが大変ですけど、チケ取り大変だった、休むのに苦労した、無理して増やした現場の方がなぜか記憶に残りやすい気がするんですよねぇ。思い出補正というやつでしょうか。


 さて下半期の振り返りですが、7月のクリサマは残念ながら参加できませんでした。


8月①「戦国御伽絵巻 ヒデヨシ」
2017/8/11 戦国御伽絵巻ヒデヨシ マチソワ - ドルフィンウォッチング
 2017年最萌えキャラの名をほしいままにしているみっちゃんこと明智光秀です。
 ビジュアルだけで100億点。
 手袋、ブーツ、長髪、切れ長の瞳、紫色の羽織、絶対高貴。むすっとした表情にキレッキレのセリフ回し。優雅な殺陣。違えてしまった道。顕如を信じてはいけんにょ。最高。



8月②「しゃばけ」弐トークショー&お渡し会
8月24日(木) ミュージカル「しゃばけ」弐トークショー&『とるとだす 限定版』&限定ブロマイドお渡し会 | la kagu
 新潮社の倉庫をリノベーションしたla kaguというオシャレすぎる会場で行われたイベント。
 平野さんと藤原さん、浴衣でした。かわいかった!
 うなじが刈りあがっててさっぱりしてて、ピタっとした浴衣に小さな帯とぺたんこのお尻、素足で雪駄のコラボレーションがとてもいい夏の思い出になりました。
 トークは主に稽古場の話でしたが、公演前のイベントってネタバレに気を遣って大変そうだなって毎回思います。楽しかったですけど。
 平野さんが守狐役の福井将太くんに「俺のどこが好き?」って聞いて*1その熱く語った内容をボイスレコーダーに録音(!)、イベントで披露しようと思ったけど楽屋に忘れてきたって話が最高にやばかったです。
 ルーレットしりとりもおもしろかったなぁ。クリエさんイベント乱発されているだけあって間を持たせるのはすごくお上手です。

 トーク後はしゃばけシリーズの新刊お渡し+チケット購入で物販ご朱印帳に一筆だったんですが、一筆の内容はあらかじめ決まっていました。なにを書いてくれたのか分からないでいたらビードロって教えてくれましたが私にはさくらんぼに見えました……感性が死んでいて申し訳ない。



9月①「しゃばけ弐~空のビードロ・畳紙~」
ミュージカルしゃばけ
 みっともないからもう書かないと決めたんですけどことあるごとに思い出してウワっとなるので書き捨てておきます。
 原作のネームバリューとか推しの歌いっぱいとか模範的感動話とか褒めるべき部分はたくさんあるんですけど相性が悪かったです。歌詞の言葉の選び方、主人公補正のかかりまくった弟(影武者)、自己陶酔のひどい厚化粧の女主人公。特にお雛さんはお金持ちと結婚することが決まっていて実家もわりと裕福なのにあんなに歌って歌って歌いまくるほど不幸に酔いしれる理由が最後までわからなかったのでした。
 松之助さんは恵まれた弟を頼るほかなく、そして弟が快く受け入れることで結果的に弟の格がさらに高まっただけであって、松之助さんの不幸がダシにされたようでとっても悲しかったのでした。

 松之助さんはおなかいっぱいご飯を食べさせてあげたい系男子部門第一位。お幸せに。



9月②「ハンサム落語 第9幕」公開顔合わせイベント
 『ハンサム落語 第9幕』公開顔合わせイベント@ロフトプラスワン - 2017/09/23 19:00開始 - ニコニコ生放送
 こんなにチケットを取るのが大変だったイベントは久しぶりでした。会場はロフトプラスワンだったのですが席もぎゅうぎゅうで頼んだドリンク置けないくらいの詰まりっぷり。
 そして松村龍之介くんがキラキラしていて受け答えが初々しくて、推しがかつて持っていたかもしれないけど今ではなかなか感じることのなかった若手俳優みを堪能できておもしろかったです。
 ほぼ初対面同士もいたためお互いあだ名をつけようというコーナーがあったのですが、その中で燃えた磯貝龍虎氏に「子持ちこんぶくん」とネーミングした和合真一氏の今後がとても心配です。推しは「狂人(くるいびと)」「やわらかい刃物」などの素敵な名前を頂戴していました。
 現地でのチケット購入特典として「直筆あいうえお作文入りブロマイドお渡し会」なるものが開催されました。大盛況で速度が噛みあわず、話しながら書いてもらった写真と違うものを渡されたような気がしますが、推しの書いたOPI(=オッパイ)の文字が嬉しい特典でした。



10月①2018年カレンダー発売記念イベント
2017/10/08 平野良2018カレンダー発売記念イベント - ドルフィンウォッチング
 まったりとしていてとっても楽しかったカレンダーイベント。来年も作ってください。あと物販写真もっと増やしてください。



10月②ハンサム落語第九幕
2017/10/15 ハンサム落語第九幕 夜公演 - ドルフィンウォッチング
 個人的には年に一回くらいで充分嬉しいハンサム落語です。
 箸休め的に。推しの芸達者っぷりを楽しみながら。新進気鋭の若者を愛でつつ。ちょうどいい塩梅でした。



10月③リーディングドラマ「SISTER」
2017/10/26 リーディングドラマ シスター - ドルフィンウォッチング
 個人的に2017年で一番再演を望む作品です。



10月④「それから」DVD発売記念イベント
文劇喫茶シリーズ 第一弾 舞台『それから』DVD発売記念イベント - アニメイト
 シスターが26日で、28日にまた東京にいるという。
 秋葉原ガルステでのイベントは初めてだったんですが、整理番号って一切関係ないんですね。単純に早く並んだ方から入れたようでした。一応座席抽選とありましたが空席ができないように小刻みにクジの枚数を調整していたのでやっぱり遅いと後ろになります。とはいえ小さな会場だったので後ろでもよく見えました。
 内容的には公演を振り返って、初対面の印象とか稽古中の苦労とか裏話的な内容が中心でした。
 みんな大好き百合のシーンはご本人いわく「えっちぃ感じにした」とのことで。あのお色気って調整可能なんですね!って感動。最後のシーンは狂気なんだけどその先に希望もあるとか、演出の方が商業演劇に不慣れなのでいろいろ話し合ったとか。特に平野さんが全体を見渡したアドバイスをしたり細かいことによく気づいたりという話はファンとしてはとても嬉しいものでした。
 ゲストコーナーは出っぱなしの平野さんのガス抜きも兼ねていたようなんですけど、それにしたって賛否両論だろうなぁと思いました。
 三千代さんの感情表現がつかめるきっかけになったのが今立さんの着ていたスカジャンの「怒」の文字だった、という話はおもしろかったし、もしそこからインスピレーションを受けることができなかったらどんな仕上がりになっていたのかしら。舞台って案外、偶然によって成り立っているんですね。

 ほぼ同世代の帆風さんとのかけあいがおもしろくて、同じクラスでも普段はそんなに接点のないお嬢様とお調子者リア充が仲良くなったみたいな雰囲気にほのぼのしました。イベントには参加できなかった今立さんは映像出演されていたんですが圧倒的な存在感でした。今立さんは平野さんの良さを引き出してくれる貴重な存在です。

 イベント後はせっかくなので上の階で本*2を買ったのですが会計のためエレベーターに乗っていたら*3イベント会場から推しが乗ってきそうになったので反射的に「閉」ボタンを連打しました。一人で降りました。その節は申し訳ありませんでした。



11月 「2.5次元ナビ!」公開収録
 運よく観に行くことができました。最高に楽しかったです。
 一応メモしてあるので放送をちゃんと見てから書こうと思います。どこまで書いていいのかよく分からないくらいいろいろしゃべってくれましたので。笑
 テレビなのでカンペで「ここで拍手!」みたいな指示があるかと構えていたら、一切そういうことはなく、普通のトークイベントでカメラを回している感じでした。それなのに内容はちゃんと2.5次元ナビしてたんで推しのMCっぷりも板についてきたなぁとしみじみ。
 ゲストトークだけではなく前半の2.5次元舞台紹介コーナーも一緒に見られたし、最後のチェキや番宣VTRまで目の前で撮影してくれて、最後には鳥越くんと二人でお見送りまでしてくれるという大サービスっぷり。またやってほしいものです。
 そしてめでたくLINEスタンプも発売されました。来年もその先も2.5次元ナビが続きますように。

 11月は他に2.5次元舞台展」幕末RockステージMCというお仕事もありましたが、平日の夜にもかかわらず当日現地抽選・当選者のみ観覧可という厳しすぎる条件のため断念。実際抽選で入れなかった方もいたようなので、転売対策なのかもしれませんが、むごいなぁと思いました。



12月 「ReLOVE」
2017/12/10 ReLOVE マチソワ - ドルフィンウォッチング
 刺激的な愛の授業でした。
 童貞というぶっとんだキャラながら平野さんにカチっとハマったミロクたん。
 平野さんは既存キャラを演じさせてもうまいですが、作家さんの中に元々あるテーマをあて書きしてもらうとよりハマるイメージがあります。ちょっと小劇場寄りというか。これまでの出演作品の割合的にそういうものが多いので、余計そう思うのかもしれませんが。
 とはいえ昨今の人気は2.5次元作品や繰り返し上演される大型の名作に集中している印象があり、今作もやはり集客的にはかなり厳しいものがあったのでそのあたりのままならなさを感じた作品でもありました。


 以上、下半期の振り返りでした。


 そして「結局2017年一番楽しかった現場は?」と聞かれれば、推しの出ていない「真剣乱舞祭2017」なのでした。
 らぶフェスはもう反則ですよ。その瞳奪いたいmistakeとか抱きしめたい抱きしめたい抱きしめたいとか、ミーハーとしては完全に好き!ってなってしまいます。セトリと曲の終わり方がちゃんと声を出せる構成になっていて(今までは歌い終わったあとの演奏が長すぎてタイミングを逸しがちだった)完全にアイドルのそれでした。あれに推しが出ていた人は前世でたくさん徳を積まれたんだと思います。拝ませてください。


 話を戻して平野さんの2017年だと、
 ・キャラ萌え:圧倒的みっちゃん一人勝ち(ヒデヨシ)
 ・万人におすすめできる/歌唱部門/映像売ってください:さよならソルシエ再演
 ・特別賞:シスター

 こんな感じでしょうか。作品数はそんなに多くなかったものの方向性がうまくばらけていて粒ぞろいだった印象です。
 来年も素敵な舞台と役柄に出会えますように。


 そして今回のブログで今年最後の更新です。毎度つたない内容ですが読んでくださりありがとうございます。
 このブログの当初の目的であった推しのプレゼンという目的は、盲信できない性分なものでどうにもあんまり果たせていない気がしますが、自分の老後の楽しみのためにもぼちぼちと記録をつけ続けたいと思います。そしてなにかの拍子に推しがバカ売れしたらドヤ顔したいと思います!

 それでは皆様よいお年を迎えくださいませ。

*1:まずここがおかしいけど推しにはわりとよくある話です。

*2:お察しください

*3:ガルステはどの階で商品を選んでも一階じゃないと会計ができない仕様