ドルフィンウォッチング

観劇や推しの活動の個人的なメモ。

モリミュOP2感想追記。

 配信見ての感想。せん妄。書きたいとこだけ。(9割平野良くん)
 ネタバレかつオタク度高め。








 なんといっても頭に残ったの、京都大千秋楽の列車での、

 「リアム?…なあ、リアム?」

 口にしてみた愛称の響きがことのほか気に入って、もう一度口の中で味わいなおすシャーロック。

 縮めた距離に対する反応を甘えて窺うみたいな、片思いだだもれみたいな名前の呼び方。



 すっごい。
 めちゃエモい。

 その前に「♪キャッチミー」と高らかに歌うウィリアムを見つめるシャーロックの目がすでに、完全に恋しちゃってるんですけど。
 落ち込んでたところにウィリアムに出会って、カマかけたら想定以上の挑発的な返し。
 あそこで目が釘付け、放心して腕が席から落ちている姿もとてもいい。
 ジョンと出会って即ジョオオオンって手懐けたのとはまた別の味わいがあります。


 平野シャーロック、原作以上にずるい男。
 犯罪卿=リアムに焦がれておきながら、手元にジョンくん置いておいて自分の世話を焼かせてるし、ハドソンさんが自分に気があるのわかってないけどわかってて店子として置いてもらってる。
 それを多情で人たらしに定評のある平野良にやらせると説得力がありすぎる。(※個人の感想です)
 クズでルーズな性格を補ってあまりあるその魅力、まさに沼。


 それと最後の歌。
 キンキキッズのラブバラードかな? と思ったくらいのあの名曲。
 もう出だしのバイオリンの高音からエモエモのエモ。

 初見は最後にテーマソング歌わないのすこし残念に思ったのですが、見れば見るほとあのデュエットが好きになる。

 あの曲調でしめるの主役二人の実力が信頼されすぎているし、あまりにも完全に表現されている。

 出だしのあの女は生きてる、からの「犯罪卿」のワードが出てきてから歌声が信じられないくらい甘い。
 そこからもう完全にラブソング。切ない片想いあなたは気づかない。

 そして「だったら俺も守ろう お前との誓いを」のあとのハミングが……最高……。
 
 平野良、人をときめかせる天才かな。
 ピアノの優しい旋律とあわせて胸がいっぱいになる。
 普段あんなにクセ全開なのに最後の最後にすごい正統派で聞かせてくれるのすごい。


 それを受けてのウィリアム。

 「信じていたよ君だけは 真実を見抜くと 僕との誓いを守ってくれると」

 両想いだった。よかった。

 そしてハモり。
 男性2人なのに声音に違いがあってかつ相性がすごくいい。
 シャーリーが「お前を」の伸ばしてる途中から音が高くなるの好き。

 そして最後、「謎の彼方で」

 最高。
 モリミュは常に外さない印象ですが、この歌は照明の赤青とかも含めとにかくオタクの好きなことぜんぶ詰めてくれて大満足でした。



 以下、細々したこと。

 列車での「♪ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ」のじぇぇーーむずの歌い方。
 そのあと貧民街の子供にあんなに心を寄せていたフレッドが完全に殺し屋の目つきで「殺さなければ」になるのウィリアム大好きすぎて好き。
 あそこのモリアーティ陣営全員大好き。

 「お前だったらいいなってずーーーーっと」(長い)

 レストレードとウィリアムが握手してるときの「俺だろ実際は」のイライラ感。

 「♪ナイフで刺殺」のウィルシャロのシンクロした手の動き。

 ルイスの極寒の「彼の利用価値がなくなったらこの僕が」→「なにか分かりましたか?」(激あまネコナデ声)(兄さん大好き)

 血痕を指摘→素早く乗務員を見て回るシャーロック→俺よりハッタリがうまいじゃねーの、の自然な流れ。

 朝ごはんのシーン、鼻歌シャーロック。すっかり機嫌を直している。
 ボヘミア王が訪ねてきたときの「すげえやりやすいんだけどぉ、陛下?」のキムタク感。(とてもいい意味で)


 みんな大好き一幕終わりの曲。
 「匂いたつ謎がそこに 俺を惹きつける」で存在感がぐーっと出てくるの好きだし、「アイリーン・アドラー」のありるぃーんって聞こえる歌い方も好き。
 そのあと「女には気をつけろクソ兄貴は俺にそう言ったあれはサイン裏を読めシャーロックそうだその先にあいつがいるんだ」って一気に歌いきるところすごい。
 「シャーロック」「そうだ」の間で軽く息継ぎしてるっぽいけどそれにしたって澱みがない。
 歌い方までシャーロック。


 アイリーンを訪ねる前の紳士ぶる部分、京都前楽、声音がまろやかバージョン。すごいかわいかった。
 途中でアイリーンのあざとさに怒りすら覚える部分で軌道修正が入るのですが、それまでずっと千銃士のアレクかと思うようなフワフワ感。お上品。

 シャーロックとネクタイ。
 ネクタイできないシャーロック、前楽ちょうちょ結びバージョンかわいい。
 大楽の自分の首絞めてぉぇってなって舌ちょっとペロっとするのもメンヘラかわいい。

 放火後221Bに戻ってきてヤレヤレってネクタイを緩める手つき。その緩め方。
 ハドソンさんの歌の間に全部ゆるめて首にかけたままになるの、デコ出しかっちり貴族ヘアとの組み合わせがすごいえっちでよい。
 
「♪化学は差別しない」→なんつって、のおどけ方。
 そういう温度差好きになっちゃうからやめてーもっとやってー。

 重たい荷物を床に下ろすとき重心下げてめいっぱい開脚するところ好き。
 そのあと荷物受け取ったジョンが全然持ててないところもっと好き。

 等々。もう細かく上げていけばキリがないくらい三時間みっちり魅力が詰まっている。

 キャラ定点カメラバージョンの映像作ってくれないかなあ。
 もしくはどこまでも拡大できる高画質の全景。


 このミュージカル『憂国のモリアーティ』という作品は推しのよいところも実力も全部引き出してくれていて、本当に感謝感謝圧倒的感謝しかないのです。
 間違いなく推しの代表作です。
 楽しかったなあ。
 来年もやってほしいなあ。
 勝吾くんが言ってたコンサートもいいなあ。