ドルフィンウォッチング

観劇や推しの活動の個人的なメモ。

舞台は心潤すものであってほしい

 舞台に優劣はつけたくなくても、役柄とか人気とか出番とか作品との相性とか、どうしても差は出ます。
 そんな中でモリミュは本当に最高でした。私の中では推しの最高傑作。
 なんといっても役がいい、出番がたっぷり、歌もたっぷり、共演者が素敵すぎ、音楽もスルメでリピする楽しみもある。
 ロスって言葉も再演もあまり好きではないけど、この作品に関しては絶賛モリミュロス中だし、再演・続編を絶対にやってほしい。もちろん同じキャストで。

 先日のブログを書いたあとに大阪公演も足して観てきました。そのあたりの感想は別記事で。
 久々に仕事で参ってしまった時期だったのと某公開収録に落選したのとで勢いで行ったのですが、すごくよかった。
 行った甲斐があったしまだまだ全然足りない。もっと行けばよかった。
 公開収録の方はオフ会っぽい雰囲気だったのでむしろ当たらなくてよかったかな。おかげで大阪行けたし。

 こういう、万難排して観劇を一番優先して行動すること自体久しぶりで、それがとても楽しかったです。
 できればいつでもいつまでもそのようにのんべんだらりと暮らしていけたらいいのですが使えるお金と時間は有限。
 しかも舞台ってすべてが面白いとは限らない。
 特に最近はひねくれた大人になってしまったのでただイケメンが出てるだけでは物足りず、推しが出ていても首を傾げてしまうこともあり、エンタメからカタルシスを得ることが困難を極めつつあります。ありがたくもそれだけ日常生活に不満がないということだとは思うのですが。

 たとえ前評判がよくても、実際に世間が盛り上がっていても、自分が面白いと思えなければ面白くない。
 実は、去年の推しの出演舞台でチケット即完売・当日券も激戦という人気作品があったのですが、私にとっては近年まれに見る虚無舞台で、心に深い傷を負ってとぼとぼ帰ってきたのでした。
 そのときの帰路約3時間はとてもつらく悲しく私は一体なにをやっているんだろうかと思ったものですが、モリミュは片道5時間かかっても全然苦になりませんでしたし、観に行ったおかげでものすごく元気をいただきました。
 正直、推しを観ることで気力をもらったのもすごーく久しぶりでした。

 いい作品は心を潤してくれる。
 これからも推しにはそんな作品に(だけ)出てほしい。とても難しいと思いますけど。

 そういえば最近会社でパワハラに関する研修があり、その中で注意事項として「有給休暇の取得理由を詮索しないこと」が追加されました。
 なので今回のモリミュ楽みたいな日程でも臆せずチケットを取りに行きたいなー。
 そのためにはやっぱり面白い作品に出続けてほしい。